大徳寺
臨済宗大徳寺派総本山。京都の禅寺の中で「茶面」と呼ばれる茶の湯文化ゆかりの地。近世寺院の雰囲気を残し、22塔頭、30茶室を有する。名僧、一休宗純、それを慕う村田珠光、武野紹鴎・千利休・小堀遠州など多くの茶人のゆかりの地である。
大慈院
臨済宗大徳寺派の塔頭。開祖は大徳寺129世、天叔宗眼和尚
天正13年(1585)大友宗麟の姉の見性院、織田信長の姉の安養院、村上周防守義明、山口左馬弘定等が檀越となり創建。大慈院の下に塔頭の碧玉庵が出る。現在、本堂前庭にある紫式部碑は、寛政7年(1795)に紫野御所田町の式部の墓の傍らに建立する予定だったが、故あって碧玉庵に建立され、明治維新により同庵が廃寺になったとき移されたものと伝える。
碧玉庵にあった立花宗茂の位牌や墓、肖像画も当院に引き継がれた。大正13年に表千家12世惺斎と裏千家13世円能斎の監修によって建てられた茶室「頓庵」がある。
写真:大慈院にて座禅体験をしている様子